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<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント>
毎月第2・4金曜日にお届けいたします。
2005年8月26日 第14号
上田公認会計士事務所発行
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著者へのご意見:uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
ホームページ:http://www.uedacpa.com/index.html
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■「頑張る医院・歯科医院を応援します」―発刊の言葉―
こんにちは、上田久之です。
このたびお医者様の開業と経営改善に役立てていただくために
「医院・歯科医院開業と医院経営のヒント」というメルマガを発行
することにいたしました。今回で第14号となります。
私どもは300近くの医療福祉機関様の会計顧問・アドバイザーとして
医療福祉機関経営のお手伝いをしてまいりました。また、200以上の
医院・歯科医院の開業のご支援をさせていただきました。
その中でいろいろな問題に直面し、お医者様と一緒に問題を解決
していく中で、様々なノウハウを蓄積してまいりました。
日本には医療法人だけでも全国に37000以上もあり、毎年多くの
医院・歯科医院が開設されています。今までは医療費は年々増加の
一途をたどりお医者様の収入もそれなりに保証されてきました。
しかし、今後団塊の世代が定年を迎え高齢化社会に突入したときに
今の収入が保証されるとは限りません。
また、日本の医療制度はフリーアクセスということで患者さんが
医療機関を自由に選ぶことができます。
今後は医療制度の変革と患者さんによる医療機関の選別が一層進む
と考えられ、お医者様にも経営感覚が非常に要求される時代に
なります。
この多難な時代の幕開けに当たって、私どもが今までに蓄積して
きたノウハウを1人でも多くの医療関係者の方のためにほんの少し
でもお役に立てれば幸いです。
私たちは「頑張る医院・歯科医院」を応援します。
上田公認会計士事務所 上田 久之
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<今回の目次>
【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
【次回の無料相談会】
【特典の紹介】
【スタッフ紹介】
【新規開業セミナーDVDのご案内】
※今回も「セミナー情報」の予定を変更しまして、
「新規開業セミナーDVDのご案内」をお届けさせていただきます。
【姉妹編メルマガの紹介】
【次回の予告】
【編集後記】
【感想をお寄せください】
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■【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
まずは、開業から話を始めますが、その中で既に開業している
先生方にも参考になるチェックポイントを取り上げております。
<前回の目次>
6.開業に関する税務(1)
6-1.開業準備費の計上
6-1-1.費用の種類
6-1-2.税務上の処理方法
6-1-3.留意点
6-2.開業資金のポイント
6-2-1.総資金の貸借バランスが取れていること
<今回の目次>
6.開業に関する税務(2)
6-2-2.大口資金の流れの整理と証憑資料
6-2-3.自己資金の証明と解約書類
6-2-4.親族借入のポイント
6-2-5.取得資金調査の2つの関門
(取得資金のお尋ねと第一回の調査、登記)
6-2-6.相続時清算課税の活用
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6.開業に関する税務(2)
前回は開業に関する税務の第1回目として、
開業準備費の計上について述べました。
開業準備費のポイントは、開業の1年位前の費用も
計上できるということと開業後数年経って税率が
高くなった時点で費用化することができるという
点です。
また、総資金のバランスが取れていることが大切だ
と述べました。
これは言い換えると収入と支出の総合計が常に一致
するということです。
6-2-2.大口資金の流れの整理と証憑資料
さて、今回は開業資金のポイントの続きです。
税務署はお金の流れに関心を持っています。大口の
資金がどこから入って、どこへ出て行ったかを明確
にしておくとわかりやすくなります。
たとえば、診療所の建物を借りる際の保証金を
支払ったら元帳の摘要に「○○銀行定期解約」
などと書いておきます。
その他の多額の出費の場合も同じように資金の出所を
下記のように書いておくと、後で資金の出所を聞かれ
たときにすぐに答えることができます。
(例)
保証金の支払 ← ○○銀行定期解約
内装工事の支払 ← ○○銀行借入3000万円より
医療機械の支払 ← 国金借入1000万円より
6-2-3.自己資金の証明と解約書類
多額の自己資金についてはその証明が必要です。
たとえば毎月積立貯金をしていればその預金証書など
です。それがなければ贈与などの疑いを受けること
にもなりかねません。
また、今までの給与明細や住宅ローンの支払に使って
いた通帳なども整えておいたほうがいいでしょう。
また、年収が1000万円なのに3年の勤務で3000万円の
貯金があったらおかしいと指摘されることになります。
6-2-4.親族借入のポイント
次に、借入をする場合におそらく一番多いのはご両親
から資金援助を受けるケースだと思います。
この場合、贈与とみなされると多額の贈与税が徴収
されますので、借入にする場合はそれなりの証拠が
必要になってきます。
たとえば、親子の間だから「ある時払いの催促なし」
などということで借りると「贈与」とみなされて
しまいます。
それを防止するためには、借入期間、返済期間、利率、
月々の返済額などを定めた借入契約書を作成しておく
ことが必要です。
また、このような借入の契約書があっても実際に返済が
なされたという証拠がないと、これもまた贈与と
みなされる恐れがあります。
特に現金の手渡しで返済するというのは証拠が残らない
ので贈与とみなされる可能性があります。
そういうあらぬ疑いをかけられないためには、借入金の
返済は毎月決まった額を銀行振込にして送金するのが
一番確かな方法です。
6-2-5.取得資金調査の2つの関門
(取得資金のお尋ねと第一回の調査、登記)
では、上記のような取得資金の調査がいつなされるか
というと、テナント開業の場合では一回目の税務調査の
ときに行われることが多いようです。だいたい開業して
から3年から5年が経過したときに税務調査が行われる
ようです。
また、戸建開業の場合ですと、登記の時に資金の確認が
されるようです。それとやはり第一回目の税務調査の
時に調査を受けることが多いと思われます。
また、戸建開業の場合は登記割合にも注意が必要です。
ご夫婦とも医師の場合、夫婦で共有名義にすることも
あると思いますが、その場合において開業資金を全額を
夫が負担すると 贈与とみなされることもありますので、
注意が必要です。
6-2-6.相続時清算課税の活用
さて、最近では相続時清算課税の活用も有力な手段と
して注目されています。その詳しい内容については
次回述べますのでご期待ください。
<続く>
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■9月と10月の無料相談会
9月24日(土)
10月 8日(土)
10月22日(土)
※午前10時から午後4時まで
大阪市中央区内平野町1−3−12 萬所ビル2F
上田公認会計士事務所にて
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■【特典の紹介】
特典1 下記のガイドブックを無料で進呈!
「Q&A診療所の新規開業ガイドブック」
お申し込みはこちらから
→ http://www.uedacpa.com/present.html
「一人医師医療法人設立の基礎知識ガイドブック」
お申し込みはこちらから
→ http://www.uedacpa.com/muryoform/present02.html
「クリニックの事業承継ガイドブック」
お申し込みはこちらから
→ http://www.uedacpa.com/muryoform/present03.html
特典2 無料開業相談会実施中!
立地相談(阪神間)、開業準備のタイムテーブル、開業時の税務、
資金調達のポイント、開業後の収支予測 、スタッフ採用のポイント
等の無料相談を平成17年度は無料にて実施中。
詳細は下記をご覧下さい。
→ http://www.uedacpa.com/opensoudan.html
特典3 病医院の経営情報を無料で提供!
無料の簡単会員登録だけで経営のお役立ち情報が手に入ります。
会員登録はこちらから
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■スタッフ紹介
当事務所のホームページにてスタッフ紹介のページを公開しました。
上田公認会計士税理士事務所では専門分野において実績と信頼を
築き上げて参りました。成功の獲得は、優秀なスタッフにより
成し遂げられると確信しております。各専門分野のエキスパートを
ご紹介いたします。
続きは下記をご覧下さい。
http://www.uedacpa.com/staff/index.html
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■新規開業セミナーDVDのご案内
2005年2月に大好評で行われました『新規開業セミナー〜成功する
新規開業の条件〜』のDVDを販売することになりました。これから
医院・診療所の開業をお考えのドクターにお薦めいたします。
数量限定の特別版となっておりますので、是非、この機会に
お買い求め下さい。
【特徴】
1、開業に必要なポイントを幅広く網羅。
2、豊富な開業支援の経験を持つ講師陣が分かりやすく解説。
3、テロップ表示で分かりやすくなっております。
【内容】(講師)
1.開演挨拶(上田 久之)
2.新規開業のタイムスケジュール(相松 透)
3.開業好適地選びのポイント(相松 透)
4.診療所設計と建築のポイント(尾崎 敏明)
5.開業計画作成のポイント(田中 猛)
6.資金調達のポイント・銀行のご紹介(梅田 秀樹)
7.スタッフ採用のポイント(坂本 武)
8.開業に関する税務(林 哲郎)
9.診療所と介護保険事業(相松 透)
10.閉会の挨拶(上田 久之)
※1〜5…1枚目収録、6〜10…2枚目収録
【仕様】
・DVD2枚組み(180分)
・セミナーレジメ同梱
【価格】
21,000円(送料、消費税込み)
お申し込みはこちらから
→ http://www.uedacpa.com/muryoform/dvd.html
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■姉妹編メルマガの紹介
「医院経営のヒント」(創刊日:2005年6月17日)
医院の経営に役立つノウハウを上田公認会計士税理士事務所が
毎月第3金曜日にお届けいたします。
購読のお申し込みはこちらから
→ http://www.mag2.com/m/0000156564.htm
「歯科医院経営のヒント」(創刊日:2005年6月10日)
歯科医院の経営に役立つノウハウを上田公認会計士税理士事務所が
毎月第2金曜日にお届けいたします。
購読のお申し込みはこちらから
→ http://www.mag2.com/m/0000156565.htm
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【次回の予告】
1、【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
2、【開業計画のポイント】
3、【次回の無料相談会】 9月と10月の相談会の日程
4、【スタッフ紹介】
5、【セミナー情報】
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【編集後記】
<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント>もおかげさまで第14号を
迎えることができました。
これも読者の方々のおかげと感謝いたしております。
これからも医療機関同士の競争がより一層激しくなりそうです。
変化に対応し患者様と社会生活の向上に貢献できる医業経営を
皆様とともに追求していきたいと思いますので
今後ともよろしくお願いいたします。
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【感想をお寄せください】
このメルマガの内容に関して皆様方のご感想やご意見をお待ちして
います。皆様方と共に成長していくために疑問や質問等どんなご意見
でもいただければとてもうれしく存じます。
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このメールマガジンは「まぐまぐ」の配信システムで発行しています。
購読解除はこちらから→ http://www.mag2.com/m/0000147969.htm
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<発信者>
上田公認会計士事務所 上田 久之
大阪市中央区道修町1−7−10 扶桑道修町ビル3F
TEL 06−6222−0030
FAX 06−6222−0038
ホームページ http://www.uedacpa.com/index.html
MAIL uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
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